■設立の目的
JTCRは、外傷を負った一般市民の急性期における「防ぎえる死」を回避するために、外傷診療の質の向上を目的として、救急外傷の適切な標準治療に関する人材育成と、外傷データ収集によるデータベース構築とそれに基づく、一般市民への事故防止策の普及啓発と提言により、良質の救急医療と安全な社会の実現に寄与することを目的とします。
■事業内容
JTCRは、特定非営利活動に係る事業として、次の事業を行います。
(1) 外傷診療をおこなう医療従事者を対象に救急外傷における適切な標準治療に関する研修会と、研修会を担当するインストラクターを対象にした成人教育法を教育する研修会等を開催する人材育成事業
(2) 外傷診療施設を対象に外傷データを収集・管理し、症例分析・標準治療に役立てるデータ収集を実施するための研究や、外傷の原因となる今後の事故を防止するための調査研究事業
(3) 外傷データの調査研究により、今後の事故防止策となる情報を一般市民に印刷物やインターネット等により紹介する普及啓発事業
(4) 外傷データの調査研究により、今後の事故防止策となる情報を一般市民の安全を守るため、行政や関連団体に対して提言する事業
■支援団体
本法人活動における医学的な研究については、一般社団法人日本救急医学会、一般社団法人日本外傷学会などいくつかの医学会の支援を受けています。