ＪＡＴＥＣコース受講者の選考について

ＪＡＴＥＣコース受講者の選考について

ＪＡＴＥＣコースには毎回、多数の受講希望者に応募していただいています。応募者の希望に応えられるよう、NPO-JTCRではコース開催の回数を増やす方向で努力をしています。
最近、受講される先生方の中に救急や外傷診療の経験がない、メスを持ったことがない、気管挿管を行ったことがない、さらには事前勉強が不足しプレテストの正答率が８割未満であるなどの例が散見されます。本来、ＪＡＴＥＣコースは外傷患者の防ぎ得る死亡を減少させることを目標に、臨床医を対象に企画しています。その意味で日常、外傷患者の診察、治療に当たられている先生、救急診療に関与されている先生方に優先的に受けていただく必要があります。
したがって、応募者多数の場合は、

(1) 日常、救急・外傷診療に従事している
(2) 日本外傷学会会員、日本救急医学会会員・救急科専門医である
(3) コース開催者によって推薦を受けている
(4) 過去の応募回数の多い

等の選考基準を設け選考していることをご理解いただきますようお願い申し上げます。また卒後１年以内等、臨床経験の浅い先生方には実習内容が実感できず、学習の効果を期待できない恐れがあります。このため、ある程度の臨床を経験されたうえでお申込いただきますようお願いいたします。

なお、学会員の優先を設ける理由については、

(1) 外傷学会、救急医学会についてはガイドラインの開発、コースの運営に資金援助を 行っていること
(2) 重度外傷の診療を実践する会員が両学会に最も多く、インストラクター養成の期待が高いこと

等が挙げられます（もちろん、だからといって他の学会員を排除しているわけではございません）。

以上